センター大学 国際文化学科3年 諫早紋由 <4号 2023年3~4月>

5月号の報告書では主に春学期の授業と春休み、日本語チューターについて取り上げます。

キャンパスの木々
キャンパスの木々はすっかりと青々しくなり、晴れた日は外で授業をするクラスもあります。

1. 春学期の授業について

ARS210 (Intro to Oil Painting)-Dr.Brown

Midtermでは特に試験や課題は無く、週ごとの作品制作をひたすらこなす日々が続きました。授業が進むにつれて透明のグラスといった難しいオブジェクトにも挑戦しなければいけません。この授業の教授であるブラウン先生はとても情熱溢れる方で何に苦戦しているかを伝えると毎回助けてくれます。油絵の具は早くて二日ほどで乾いてしまうので、毎日少しずつでも制作を進めることをおすすめします。私は油絵がとても好きなのですが、毎週出される課題や周りの方々からの期待が大きく、かえって完璧にこなさなければいけないと自分を追い詰めるようになってしまい油絵を楽しめなくなった時期もありました。誰にでもそのような時期は訪れると思うので、あまり負担を感じすぎず自分のペースでまた楽しめるタイミングを待てばよいと思います。

諫早さんの作品
オブジェクトの一つに布を取り入れる課題作品です。ブラウン先生の提案でトトロを配置しました。アクセントになっていてとてもかわいいです。

ARS220(Figure & Landscape Drawing)-Dr.Brown

この授業も同様にMidtermの課題や試験はありませんでした。人物画のコースが終わり、今は風景画の描き方を学んでいます。キャンパス内のどこかしらに集合し各々で描きたいアングルや風景を定め描き進めていきます。教授が生徒一人一人のもとへ回り丁寧にアドバイスをしてくださいます。天候によっては授業を進めることができなくなることもありますが、センタ―大学の自然に囲まれて絵を描く時間はとても心が安らぎます。宿題がとても多いので計画的に進めなければ大変なことになります。

キャンパスの風景を描いている様子
キャンパスの風景を描いている様子です。

ENG170( Topics in Writing)-Dr.Kinkade

Midterm は筆記試験でした。教授が事前に試験でどのようなことが問われるのかを教えてくださったのでテスト勉強がしやすかったです。教科書からではなく授業で習ったことが出題されるので毎授業のノート取りが重要だと感じました。エッセイの書き方についてはある程度の定型に沿って書くものの、教授の好みに依存する部分があると感じます。しかし、私の一文を長く書いてしまう癖など授業を通してこれまで気づかなかった自分の癖を発見できました。私はエッセイを書いている最中に何を主張したかったのかわからなくなり迷子になることがあります。そんな時、一人で考え込むよりも教授のオフィスアワーに行って相談するとすぐに解決できることがあります。

POL260 (International Relations)

Midtermは授業で取り扱った内容と関連付けた1000字以上のレポート提出でした。授業で扱う教科書は読みやすいものの内容が非常に難しいです。そのためどの国際問題の何について自分自身が問題提起できるのか深堀できるのかを探すことが非常に難しく、レポートのトピック探しの段階でかなり時間を費やしてしまいました。レポートを書いている途中であっても、教授に見せるとアドバイスを貰うことができるのでぜひオフィスアワーに行くことをおすすめします。レポート提出後に教授と一対一での面談があり、そこで現時点の成績やレポートの点数を伝えられます。私はレポートに関してはほぼ満点を取ることができたのですが、授業中の発言回数が少ないため成績評価はCであると言われ悲しかったです。授業への出席で0.5ポイント、発言をすることで1点が貰え出席態度が満点になります。ネイティブの学生と比べるとスピーキング力が劣ってしまいますが、その差を埋められるようにこれから頑張っていきたいと思います。

2. 春休みについて

3月18日~20日まで法水さんとシカゴに行きました。私たちがいつも生活しているダンビルと比較するとシカゴは治安が悪いため、旅行に行かれる方は夜間の外出を控える、ホテル選びは慎重にするなど十分気を付けてください。地下鉄やバスなどダンビルでは経験できないアメリカの生活を体験出来ました。

Navy Pierでの1枚
友達にお勧めされたNavy Pierという場所です。

3. 日本語チューターについて

私は春学期から学内で日本語を教えるチューターを始めました。センタ―大学では図書館や食堂のアルバイト以外に、学生が他の学生に授業科目を教えるチューターのアルバイトがあります。私は月曜日の6時から8時まで図書館でチューター会を開いています。ネイティブの学生とのコミュニティを広げることができ、またアニメといった共通の趣味で盛り上がることができます。とても楽しいので留学期間中に日本語チュータースタッフを経験することをおすすめします。

友達と作ったカップケーキ
日本語チューター会に来てくれたお友達とカップケーキを作りました。

終わりに

私は交換留学中のアメリカでの異文化体験や学校生活を動画に収めて記録したいと思ったことがきっかけで、Youtubeチャンネルを開設しました。アメリカでしか体験できないイベントやセンタ―大学の様子もたくさんアップロードしているので興味がある方はぜひ見てみてください。リンクは https://youtube.com/@howayu201 です。